これから新しくハンドメイド販売を始める方や新商品を出す場合、商品のして売り出す前に確認しておいた方がポイントをいくつかあげておきます。
確認を怠ると後々自分の首を絞めることになりますのでしっかりチェックしましょう。
試作品の必要性
作品を一度作って、そのまま商品化!
なんてことをやるひとはあまりいないと思います。
私は一度それをやってしまったことがあり、後々後悔しました。
買ってくださったお客様から、
「壊れちゃったんですけど…」
というご連絡を頂いてしまいました。
もちろん送料等全部自分で負担して、修理して送らせていただきました。
これにより失ったものは大きかったと思います。
- お客様からの信用
- 負担した往復送料
- 凹んだ気持ち
もう、本当にどうしようもないな。自分。
そんなことにならない為にも、作ったものをそのまま売るような事はやめておいた方がいいでしょう。
いくつか作る
試作で納得できるものができたら、いくつか作ってみましょう。
もし、生地やパーツを替えてバリエーションを持たせる予定なら、そのバリエーションで作ってみるのもいいかもしれません。
2〜3回作ってみると、一回では分からなかった問題点などが見えてきます。
使ってみる
試作品は自分で使ってみましょう!
様々なことが見えてきます。
家族や友達使ってみて貰うのもいいです。自分では分からなかったことを指摘されることが結構ありますよ。
デザインの確認
実際に使ってみるとデザインの良さが活きてないことがたまにあります。
例えば、バッグですが。
テーブル上に置いた状態では可愛らしいデザインで気に入っていたが、いざ荷物を入れて出かけてみたら、重さで形が変わってしまい、イメージと違う!
なんて事は往々にしてあります。
使い勝手の確認
自分で使ってみて、使いにくい部分があることもあります。
また、家族に使ってもらうといろいろわかります。
バッグひとつ取ってもみんなが自分と同じ持ち方をするわけではありません。
手で持つ人もいれば肩にかける人もいます。
そんな使い勝手はしっかり確認する必要があります。
耐久性の確認
これも大変重要です。
クレームで一番多いのはこの耐久性の問題かもしれません。
耐久性は瞬間的な強度と継続的な強度があります。
瞬間的な強度は作って、強く引っ張るなどである程度確認できます。
しかし、継続的な強度はしばらく使ってみないとわかりません。
面倒くさいし、早く販売したい!
そんな気持ちもあると思いますが少し我慢して使ってみることをオススメします。
販売してしまうのは簡単です。でも、一度販売した商品はその先どうなったのかわかりません。
クレームの連絡をくれる人はいい方のお客様です。
多くの方は、イラっとしてこの店では二度と買わない!
と思う人が圧倒的に多いのです。
知らず知らずのうちにお客様に嫌われて離れていってしまわない為にも、しっかりテストしましょう!
作りやすさの確認
作品の作りやすさは、作成の時間や負担に関わってきます。
私の場合は作成時間によって価格を決めていますので特に重要な問題だと思っています。
- 失敗作が出ないか
- 難しい部分が多くないか
- 多いならどれくらい時間がかかるのか
- 手間はどれくらいなのか
こういった点を確認せずに販売を始めてしまうと、後々自分が苦労することになります。
材料の確認
安い素材が手に入ったから、それを使って商品を作りました。
でも、その特売はその日だけでした。
素材の価格は倍になってしまいました。
でも、そんな簡単に商品の値段を変えられません。
困りました。泣く泣く利益を減らして売ってます……
こんなことにならない為にも、
使用している材料が
- 安定して手に入るのか
- 安定した価格なのか
この二点は必ず確認してください。