ハンドメイド作家のみなさんは大量仕入れするかどうか迷ったことはありませんか?
よく使うし大量に買ってもいいかなぁ…でも、失敗したらやだし…
なんてことがあるのではないでしょうか?
この記事では、大量仕入れするべきなのかを考えていきます。
目次
大量仕入れのメリット
大量仕入れのメリットはいくつかあります。
安く仕入れられる
大量仕入れを考えている人は、この価格の部分が大きいのではないでしょうか?
少量で買う時よりもかなり安く買える場合もあります。
これは販売店で計測やカットなどの手間が軽減されるという部分や一度の梱包や発送に対して単価が上がるという部分と関係があると思われます。
材料の欠品が格段に減る
少量ずつ買っていると、すぐに材料がなくなってしまったりします。
材料が欠品すると、時間があるのに作製ができなかったり、お客様を逃してまったりと良いことはありません。
また、少量での購入のたびに送料がかかったりします。
大量仕入れの場合、欠品の頻度も少なくなり、送料無料の場合も多いです。
大量仕入れのデメリット
購入したものがイメージと違った
大量仕入れする場合、ネットでの購入が多くなります。
その為、大量に買ってみたものの自分がイメージしていたものと質感などが違う場合もあります。
ただ、大量に買ってしまっているので、使ってもなかなか減らず、捨てるに捨てられず収納スペースだけ取ってしまう。なんてことになりかねません。
不良品が含まれている
ハンドメイドのパーツや生地は基本的に大量生産されている為、その中で不良品が一定量発生します。
少量での購入の場合、小売店である程度弾いてくれますが、大量仕入れの場合そうはいきません。
基本的に小売店が仕入れる量と同じような単位で仕入れる為、しっかりと検品されずに送られてくることもあります。
一般的に5%ほどは不良品が含まれている言われており、多い時には20%くらい含まれる場合もあるようです。
その辺はメーカーの問題になってくると思われます。
私の場合、格安の面ファスナー(俗にいうマジックテープです)を大量に仕入れたことがありましたが、質は悪く劣化も早いし、使えない部分も少しありました。
それに対しチャックなどで有名なYKKさんの面ファスナーは大量に仕入れても問題はほぼ無く良品でした。
このように、メーカー自体の規格の許容範囲柄大きく異なるのかもしれません。
大量仕入れの場合、少し高くても有名なメーカーの方がいいかもしれません。
収納スペースが必要になる
小さいパーツなどの場合、種類を増やさなければ大丈夫だと思いますが、生地などの場合、そうはいきません。
何十mも買うとなるとかなりの大きさと重さになります。
場所は取るし、移動も大変です。
掃除するときも邪魔ですしねっ(苦笑)
大量仕入れするべきなのか?
ここまで大量仕入れのメリットとデメリットについてお話ししてきました。
では、大量仕入れはするべきなのでしょうか?
必要性を考える
本当に大量に必要なのかをまず考えましょう。
少量でも特に問題がなく、値段が格段違わないのであれば必要はないと判断できます。
逆にすぐになくなってしまい、少量で買うたびに単価も高く、送料もかかっている。そんな人は大量仕入れするべきでしょう。
計画を立てる
では、大量に仕入れた在庫はどれくらいで使いきれるのでしょうか?
家に保管しておけば、少なからず劣化します。
お店では商品の回転も早いので、新しい材料が送られてきます。
安いから言って大量に仕入れた結果、カビてしまった。色あせてしまった。なんてことになるのであれば本末転倒です。
どれくらいの期間で使い切ることができるのか普段の売れ行きから計画を立て、大量仕入れするか決めましょう。
使いまわせる素材か
大量に仕入れようと考えている材料は何種類の商品に使えるでしょうか?
一種類で使うのと五種類で使うのでは、使い切るまでの時間が単純に考えて5倍違います。
もちろん、商品の売れ行きも違うので単純に5倍かはわかりません。
ただ、汎用性が高い材料であれば、それだけ使用頻度も高く、大量に仕入れる価値があると考えることができるということです。
まとめ
- 大量仕入れのメリットとデメリットを理解して購入を考える
- 大量に仕入れたことが負担にならないようにする
- 安いからと言って必要ないものは大量仕入れしない
- 汎用性が高いものや使用頻度が高いものは大量仕入れに向いている