我々初心者は、知名度があるハンドメイド作家さんに比べれば、商品がお客様の目に入る機会が少ないです。
だからこと、市場調査をしっかりして隙間を狙っています。
今回はニッチ市場についてメリットとデメリットを考えていきます。
ニッチ市場とは
ニッチとは、直訳すると「隙間」や「くぼみ」と言う意味であり、
こういうところにしっかりターゲットを絞って商品を出していきたいところです。
ニッチ市場のメリット
ライバルが少ない
市場は需要と供給のバランスで成り立っています。
需要(買い手)が増えていき、供給(売り手)が追いつかなければ、売り切れになり、必然的に価格も上昇していきます。
人気のゲームが売れ切れると、オークションや転売で高く売ろうとする人がでますよね??
逆に供給が多すぎれば、なかなか売れなくなり、価格が安くなっていくかもしれません。
これは必然的というよりは、売るための価格競争が該当します。
一時期、牛丼屋さんが価格競争ですごく安くなりましたよね??
このように市場は需要と供給のバランスで成り立っています。
その中でも、我々初心者ハンドメイドが狙うべきはライバルが少ない市場です。
ハンドメイド品に例えるならば、ポーチなんかは大きな市場だと思います。
世の女性のほとんどが毎日の使っています。
その分、市販品もたくさんあり、安価なものもたくさんあります。
ハンドメイド品も相当数あります。
ここに参入するにはかなり独自性を出して差別化を図らなければなりません。
これはなかなか難しいです。
しかし、もともとライバルが少ないところに参入すれば、そこまでの差別化を図る必要もなく、目に入りやすくなります。
価格設定が自由
ニッチ市場のもう1つの大きなメリットが価格設定にあります。
お客様はショップをみた時に、同じような商品であれば価格を比較します。
これが大きな市場になれば価格競争になり値下げしないと売れにくくなっていきます。
しかし、売っている商品の種類が少なけれどうでしょう。
平均的な価格というものが難しく、売り手の売りたい価格で販売することができます。
もちろん破格の値段をつけても売れません。
無理な安売りを強いられないということです。
ニッチ市場のデメリット
ライバル参入にハラハラ
これはデメリットというか、市場が活気だってくればしょうがないことなのですが、多くの人の参入です。
たくさん作る方が当然効率も良く、材料費も、抑えられます。
大手が参入してくるまでにできることは、知名度を上げるために評価とレビューを稼ぐことだと思います。
ハンドメイドマーケットのお客様は買う時に作家さんの評価とレビューを見て考えます。
レビュー数が多ければ多いほど安心感を持って購入に踏み切れます。
その土台をしっかりと作っていくことが大事です。
市場自体の消滅
これは市場の活性化とは逆のパターンです。
もともと多くはないお客様が、さらに減り売上が立たなくなるパターンです。
小さな市場を狙って商品を出品していますので、お客様がさらに減ってしまうと商売が成り立たなくなってしまいます。
そうならないためにも、なくてはならない市場またはこれから伸びそうだって思う市場を狙って見ましょう。
そこで知名度を上げることができれば売上は自ずと上がるでしょう。
ニッチ市場の見つけ方
これに関しては市場調査をしてみて、考えてみるとしか言えません。
かと言って、そんなこと書いても
「そんなん知ってるわ!!」
って、話なので私のやり方を少し…
私の場合、
ハンドメイドを始めてからしばらくすると、友人から
「こんなのできない?」
「このバッグとそのバッグのいいとこ取りしたのが欲しい」
など、難しい依頼が来るようになりました。
始めは、大変なの引き受けちゃったかなぁ…
と後悔もしましたが、よく考えてみるとこれってニーズですよね。
友人は自分が描いた理想を語ります。
友人:アイディアがあっても、形にすることが難しい。
私:アイディアは底をつき始めたが形にすることができる。
この2人のコラボってwinwinの関係じゃないですか?!
しかも、その友人ニーズが1人だけのニーズってことはありません。
世の中は広いです。
同じニーズの人はもっといるはずです。
でも、そこまで多くないから既製品にならないんです。
ということは、これってニッチ市場じゃないですか?!
これをいくつか繰り返す中で、適度に人気がありそうな物をハンドメイドマーケットに出したりしています。
実際、やってみるとすぐに売れちゃうようなパターンもありました。
そんな感じで、私は市場を探したりしてます!
ご参考までに
まとめ
ニッチ市場はライバルが少ないからこそ、価格競争に巻き込まれずに済む!
ニッチ市場をいち早く発見してライバルが来る前にレビューや評価を得る!
ある程度、需要がなくならない市場を選ぶ!
1人のニーズは、ある程度の人のニーズ。多くないからこそ、ニッチな市場。