皆さんは、販売しているハンドメイド作品のサンプルを用意しておりますでしょうか?
サンプルはお客様に商品のイメージを持ってもらう手助けになったり、試着や写真撮影など様々な場合に使いますので、必要なものです。
しかし、作りすぎは厳禁。
この記事では商品サンプルについて考えていきます。
目次
サンプルの必要性
対面販売では?
販売する商品には、サンプルがあるといいでしょう。
洋服などの場合、店舗販売やイベントでの対面販売では、試着をしたい人が多くいます。
もちろん、その時に販売商品を使ってもいいのですが、繰り返すうちに汚れてきたり、化粧品が付いたりと様々なトラブルがあります。
そこをサンプル品にしておけば、傷むのは一つになります。
バッグなどでも同じことが言えます。
バッグを買う人の多くは
- 中がどうなっているか?
- 使いやすいか?
- もった時のサイズ感は?
などしっかりと確かめて購入を考えます。
多くの方が触ったもので、少し傷とかがある商品の現物を渡されたらお客様はどう思うでしょうか?
ブランドのお店でバッグを買うときを思い浮かべてください。
商品が決まったら、裏から在庫品を持ってきますよね?
ハンドメイドでもそれと同じ感じを目指してみてもいいと思います。
ネット販売は?
では、ネット販売ではどうでしょう?
ネット販売で最も重要な要素の一つが写真です。
実際に使用した雰囲気の写真を撮るために試着など様々なようとで使用します。
それをそのまま商品として売るのは、少し違いますよね?
オーダーメイドサンプルとして
オーダーメイドをやりたい人は必ず必要になります。
オーダーメイドはまだ形にないものを売る商法です。
要するにお客様は期待を買うのです。
出来上がった商品が期待に添えるこのができなかった場合、お客様は失望するでしょう。
それはどちらが悪いわけでもない場合が、往々にしてあります。
それはお客様とショップの見解の違いやコミュニケーション不足だったりします。
そんな時にサンプルがあればある程度のイメージの共有ができ、トラブルを減らすことができます。
サンプルは必要なものだけ作る
ここまでサンプルの必要性についてお話ししてきましたが、どれくらい必要なのでしょうか?
本当に必要か見極める
商品の形が3種、カラーバリエーションが5種…
これだけでも、15サンプル作らなければなりません。
しかし、本当に全て必要でしょうか?
一般的には、必要以上に在庫を持つこと自体があまり良いことはされていません。
在庫が売れなければ、場所を圧迫します。
それが自宅であれば、邪魔な程度で済みますが、倉庫や場所を借りている場合、それだけで費用が発生します。
このように必要以上の在庫はリスクになってしまうのです。
たとえば、シンプルなデザインの形態サンプルとカラーバリエーションの生地見本でも足りてしまうのではないでしょうか?
この場合、15個のサンプルが1個のサンプルと生地見本になります。
イベントなどに出店の際も荷物が随分と減るはずです。
イメージのしやすさで言えばサンプルは欲しいところ
サンプルは少ない方がいいという話をしましたが、イメージのしやすさでは本物に勝るものはありません。
そこをどこまで用意するべきか(必要と考えるか)は各作家さんの考え方になるでしょう。
ちなみに私の場合は、よく売れるカラーはサンプルを用意するようにしています。
他は形態見本と生地見本ですね。売れるものを売った方が材料の仕入れも楽になりますしねっ。
あっ、でも押売りはダメですよっww
撮影サンプルは一般的なサイズがおすすめ!
商品の写真を撮る時は、なんでも一般的なサイズがオススメです。
洋服などでは、Mサイズの洋服で撮影することをオススメします。
あまり大きいサイズでの写真では、小さいサイズの方がイメージし辛くなってしまいます。逆もまた然りです。
中間サイズでより多くの方がイメージしやすくすることが重要なのです。
これは商品だけでなく、モデルさんもそうです。
一般的にモデルさんといえば、背が高くて足が長くて…
でも、私はそうは思いません。
もちろん、かっこいい方が着ていればカッコよくみえるのかもしれません。
しかし、それは本当にお客様本位でしょうか?
カッコいいモデルさんが着ている写真をみて「かっこいい!あんな風になるんだぁ!」そう思って買って、自分で着てみて…
……なんかイメージと違うな…
そんな経験ありませんか?
別にそれが悪いとはいいません。憧れて綺麗にカッコよくなるのももちろんありだと思います。
ただ、私は自分にあった服装が良いとも思っています。
だからこそ、平均的な人がモデルになった方がイメージしやすいのではないかと思います。
まとめ
- 商品サンプルはお客様がイメージをつかむ上であった方がいいもの。
- サンプルはあまりに増えると在庫リスクに繋がる。
- 本当に必要なサンプルを自分のスタイルに合わせて決める
- 撮影サンプルには、一般的なモノやサイズがオススメ。