ハンドメイド作家の皆さんは、作品に意識して付加価値をつけていますか?
付加価値をつけることで得られるメリットは大きいものです。まだの人はぜひ考えるべきです。
この記事では、作品の付加価値について考えていきます。
付加価値とは
付加価値とはなんでしょうか?
付加価値は作品に付け加えられた、他にはない独特の価値です。
材料費や経費を考慮した価格にさらに上乗せできる価値です。
そんなの思いつかないよ…という人もいるかもしれませんが、ハンドメイドである以上1つの付加価値はつくはずです。
それはあなたが作った。ということです。
世の中に多く出回る量産品ではなく、あなたが材料を選び、ハンドメイドしたということは1つの付加価値になります。
始めたばかりの頃は、自分が作ったものなんて…
そう思うかもしれませんが、売れてくれば付加価値の1つになっていくのです。
付加価値の効果
では、付加価値にはどのような効果があるのでしょうか。
付加価値のメリット
付加価値を付ける大きなメリットは価格競争に巻き込まれにくいということでしょう。
特徴のない作品が並んでいた場合、お客様はどうしても価格を比較してしまいます。
同じような商品であれば、安い方が良いですから。
しかし、付加価値がある場合は、一概に安い方を選ぶわけではありません。
例えば「ポーチ」
100円ショップでも売っていますが、高級ブランドものもあります。
単純に価格だけの比較では100倍以上の差があることもありますが、高い方も売れています。
これが付加価値の効果です。
お客様はブランドという価値を見出したからこそ、100倍の価格で購入しているのです。
付加価値のデメリット
付加価値に基本的にデメリットはありません。
しかし、価値とはお客様が決めるものであり、一方的では成り立たないということだけは覚えておいた方が良いです。
自分が「これは価値がある!!」と思って、少し価格を高めに設定して販売したとしても、お客様が価値と認めてくれなければ、それはただの高すぎる商品です。
様子を見ながら検証していくことも重要だと思います。
付加価値って実際どうするか
では、実際にどうすれば付加価値が付けられるのでしょうか。
ここでは例をいくつかあげます。
しかし、価値は人それぞれであり、それを見出すことが作家の実力の一つと言えると思います。
材料のこだわり
一つ目が使用している材料で価値を付けることです。
ハンドメイドは無限にある材料を合わせて作品を作る出します。
その為、まったく同じものはそう簡単にはできません(真似した場合は別の話ですよ)。
その材料の差やこだわりが付加価値へと繋がっていきます。
仕様のこだわり
仕様とは、作品の形状や使い勝手などを指します。
もちろん人の作品を真似しているようでは、付加価値は生まれません。
自分が良いと思ったことやモノを磨きあげ、オリジナリティがある作品が出来上がります。
そのこだわりがお客様に認められた時に初めて付加価値へと繋がっていきます。
一点モノ
世の中に一つしかない一点物は一つの付加価値です。
基本的に他の人とかぶることはなく、自分だけのモノになるからです。
しかし、一点モノであることを付加価値とする場合、どんなに人気があっても同じものを作ることができないというデメリットもあります。
価値があるということが、それだけ人気が出る可能性もありますので、軽い気持ちで一点モノをうたってしまうと後々公開する可能性もあるので気をつけましょう。
まとめ
- 付加価値とは通常の価格以上に価格を上乗せできる価値のこと
- 付加価値のある商品は価格競争に巻き込まれにくい
- 価値は自分が一方的に決めるモノではなく、お客様が決めるモノ
- 付加価値を見出すことは作家として重要なスキルの一つである