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ハンドメイド販売における生産の効率化と値上げ

限界

ハンドメイド作家のみなさんは、売上をもっと上げたいけど、製作が追いつかない…

なんてことはないでしょうか?

かくいう私も副業でハンドメイド販売をしている身なので時間的な制約があり、悩まされた時期がありました。

そんな皆さんのために今回は、効率化と値上げの話をしていこうと思います。

 

一人では限界があります。

ハンドメイド作家さんの多くは、人を雇ったりせず、1人で作っている方が多いのではないでしょうか?

1人で作っていれば当然、製作個数にも限界がでてきます。

製作数が決まってくると、売上も大体決まってきてしまいます。

作った数以上に売れることはないですから。

では、そうなった時にどうすればさらに売上を伸ばすことができるのでしょうか?

 

製作効率を上げる

まずは、1つの作品を作る効率を上げることを考えてみましょう。

 

まとまった数を作る

皆さんは「商品が売れたから作る」ということをしていませんか?

もっと売上を上げたい!と考えている人の多くがある程度、商品が売れている人だと思います。
そうなってくると、ある程度まとまった数をまとめて作ることが重要になってきます。
一個ずつ作っている場合、工程が変わるたびにタイムロスが生まれてきます。

例えば、生地を切るという工程のためにテーブルの上を片付け、ハサミなどの道具を出してカットして。
次に縫う工程に移るために生地を片付け、道具を片付け、ミシンを出して…
このような工程を一個ずつ作っていると10個作るなら10回やらなければなりません。

10個分まとめて切れば、準備と片付けが一回で済みます

この準備と片付けを時間にしてみるとなんだかんだ10分かかっていたりします。

これが10回だと2時間近くロスしていることになります。

 

他にも、生地の色ごとに糸を変える作業も毎回変えていると意外と時間のロスがあります。
黒なら黒でまとめて縫えるところはまとめて縫うことが大事です。
一回一回は大した時間には感じない部分ですが、まとめてみると大きなロスになっていることがわかります。

もちろん準備だけでなく、自分の作業速度自体も同じ工程を繰り返す方が効率も良く、精度を上がる傾向にあります。

一石二鳥ですね。

量産品の工場になれとは、言いませんが量産品から学ぶことは多いですね、

 

商品の簡易化

商品の簡易化を考えてみましょう。

もちろん、質を下げろと言ってるわけではありませんよ。
ただ、初めの頃に作った作品は、あくまで初めの頃の技量や考えでできています。

今なら「クオリティを落とさずにもっと効率よく作る方法があるじゃん!!」と、思うことがたくさんあると思います。

今っていうのは、ある程度売れてきた頃ですよ。

例えば、縫い方やパーツの種類。よく考えたらなんでわざわざこんなことを??って思うことが自分でもよくあります。

小さな修正点を見つけて対処していくことで効率よく作品を作ることができるようになると、売上もついてきます。

というか、売れてきたらある程度効率を求めていかないとビジネスとして成り立っていきません。

コンビニのアルバイトであれば、多少 ボーっとしていても、時間と共にお金が発生します。
しかし、ハンドメイドは自分が社長であり従業員です。
時給という概念があるのならば、その時給を決めるのは自分であり、それすなわち売上です。

自分の時給を上げるためには、効率化を図り短い時間でより多くのものを作って売ることが重要になります。

 

作品の値上げをする

売上を上げるもう一つの方法が値上げです。

単価が上がって、同じ数売ることができれば、当然売上額も上がります。

ここで問題になるのが、「同じ数を売ることができれば・・・」というところになります。

売上をもっと伸ばしたいと思っているあなたは、おそらくある程度売れているはずでしょうし、ファンもいるはずです。
このファンに見放されないようにしなければなりません。

でないと、単価は上がったけど、売れる数が落ちてしまいますから・・・

・・・・・・・

ここで一つ考えてみましょう。

単価は上がったけと、売れる数量が落ちた。

これは悪いことなのでしょうか?

たとえば、合計の売上額は変わってなかったとしたら、これはある意味成功ではないのでしょうか。

今までと同じ額が短い時間で稼ぐことができています。これは時給アップってことですよね。

だから、合計額が落ちてないのであれば成功という考えでもいいと私は思います。

 

値上げは理由をしっかりと言って理解してもらう。

話がそれました。

とはいえ、この記事を読んでくださってる人は売上合計額を上げたい人だと思います。

では、どうすればファンやお客さんは値上げを許してくれるのでしょうか?

それは理由をしっかり説明することです。

ただ、何も言わずに値上げをしたらファンはなんとなく、もやもやします。

そこにしっかりとした理由があったらどうでしょう?
たとえば、「原材料が値上げになった」や「送料が上がった」などです。
これらはハンドメイド作家さんの力では、どうしようもできません。

ハンドメイドが好きで、あなたの商品が好きでファンになってくれた人は、理由をしっかり説明すればわかってくれて応援してくれるはずです。

もしかしたら、納得いかない人もいるかもしれません。
その人は、安いからあなたの商品を買っていただけの人なのかもしれません。
もちろん真意はわかりません。

ただ、作家が苦しくて、悩んで値上げをするときに応援してくれない人は、ファンとは言い難いと私は思っています。

 

似て非なる物を作る

これはあまりオススメしませんが、一つの戦略ではあると思うのでお話ししておきます。

今までの作品と似て非なるものを値上げして売る方法です。

今まで1000円で売っていた作品と同じような材料同じような作製工程の作品をマイナーチェンジして1200円で売ります。

お客様の動向を見ながら徐々に1000円の商品を減らしていき、最終的に1200円の商品だけを残していきます。

このような方法でさりげなく値上げをすることができます。

この方法で値上げをする場合は、急がずにゆっくりと変更して行くことが重要だと思います。

 

まとめ

  • 商品をまとめて作ることで効率化を図る
  • 初心者のころに作った作品を見直すことで作製工程やパーツの簡略化を図る
  • 作家として辛い時は、お客さんに事情を説明して値上げに納得してもらう
  • さりげなく、値段を上げるという手もあるがオススメしない(笑)

 

 

 

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