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レシート、領収書はどこまで経費になるのか?ハンドメイド販売を例に考えてみた。

経費

ハンドメイド作家の皆さんはどこまで経費にしていいのか迷ったことはないですか?

もちろん経費にする分が増えれば税金を払う量が減りますし、所得を20万円以下にすることができれば確定申告をさえ免除されます。

この記事では、ハンドメイド作家はどこまで経費にできるのかについて考えていこうと思います。

 

経費ってなんだろう

経費とは、「売上を上げるために直接的に必要なもの。」を得るための費用です。

会社員をやっているとよく聴くであろう

「経費で落とせばいいよ。」

「経費になるよ」

こんな言葉。

必要な費用であれば、経費となり、収入から引くことができます。

これによって税金が減るのです。

 

経費になる基準を考えてみる

経費になる基準は「売上を上げるために必要なものを得るための費用」でした。

すごく単純でわかりやすいようにも感じますが、実際に考えてみると難しいものもあります。

それは立場によって経費になるものが違うからです。

例えば、

魚屋さんが、魚の勉強と称してハワイ旅行に行った場合、経費になるでしょうか?

おそらくならないと思います。

では、

旅行記事を書いているライターさんが、記事を書くためと称して、ハワイ旅行に行った場合はどうでしょうか?

これはしっかりとした記事を書いていれば認められるかもしれません。

このように、同じお金の使い方であっても、使う人の立場によって経費になるかが変わってくるのです。

 

経費になる。ならない。って何?

ここまで、経費になるか、ならないかという話をしてきましたが、それは誰が決めるのでしょうか?

なる?ならない?認める?認められない?

会社に所属していれば、まずは上司であったり、経理であったりに確認していたかもしれません。

でも、自分で仕事して、自分で確定申告する。

ということは、判断は自分ですか?

そうです。

まずは自分です。

経理部に確認する必要もありません。

自分が経理部みたいなものですから。

…ただ、最終的に認められるかはまた別の問題です。

魚屋さんが、魚の勉強と称して、ハワイ旅行に行きました。

魚屋自身の判断で旅行代を経費として、確定申告します。

何もなければこのまま通ってしまうかもしれません。

しかし、それを確認する人がいるわけですよ。

それが税務署です。

 

経費として認められるかは税務署次第

経費なるか確認する人が税務署という話をしましたが、それを全てに対してやっているわけではありません。

突然、ランダムに?事業主に税務調査が入ります。

※確定申告で怪しい部分があるところに行く傾向があるようです。

その時に、証明書を出して、認められれば完全に経費です。

認められなければ、その認められなかったお金に対して、追徴課税が課されます。

このように税務調査が入らなければ、自己判断で経費にすることができますが、それが全て公的に認められるかは別の問題ということです。

 

ハンドメイドにおける経費とは

では、ハンドメイド販売における経費とはどんなものがあるのでしょうか?

いつくか見ていきましょう。

材料代

まずは材料費でしょう。

これがなければ何も作れません。

こちらは基本的に経費になります。

材料が生地なのか、パーツなのか、ヒモなのかそれは人それぞれだと思いますが、多くの場合大丈夫だと思います。

 

交通費

こちらも

  • 材料を買いに行った。
  • 営業活動に行った。
  • 他の人のショップを見に行った。
  • 展示会に行った。

この辺はちゃんと証明書があれば認められるでしょう。

Suicaを使ったような交通費は領収書はでないので、出金伝票を書きましょう

★詳しくはこちらを、ご覧ください。

 

遊びで旅行に行った交通費を経費にするのは難しいかもしれません。

しかし、旅行先でハンドメイドの展示会があったり、ハンドメイドショップを見て回ったりしたらどうでしょう?

これらを証明するものがあれば、もしかしたら認めてもらえるかもしれませんよね。

この辺は考え方次第なのです。

 

光熱費、地代家賃、通信費

ハンドメイドだって光熱費かかりますよね?

夜に作業すれば、電気を点けますし、寒ければ暖房、暑ければクーラーを点けます。

これらも経費になります!

ただ、その作業が自宅の場合は全て経費とできるわけではありません。

仕事で使ったぶんとプライベートで使った割合を考えて、一定の割合分を経費として計上することができます。

これを按分といいます。

この考え方は、家賃や通信費にも当てはめることができます。

作業部屋にどれくらい使っているのか、インターネットやスマホ代はどれくらいの割合なのか?

使っている割合を考え、一定の割合分を経費にできます。

この場合、適当に

「7割くらいかなぁ」

と、決めても税務署が認めてくれるわけではありません。

どういう計算でその割合を出したのか、説明できるようにしておくことが重要です

接待交際費

難しい経費の一つが、接待交際費だと思います。

一般的に会社では、取引先とのゴルフは経費として認められます。

これが認められること自体、私は違和感を覚えます。

ゴルフがいいんだったら、もう何だって経費でいいじゃん!!

まぁ、そういう訳にはいかないんでしょうけど…

一つの基準として、取引先がいることでしょう。

社内でご飯を食べに行ったり、飲みに行ったりするのは、接待交際費ではないと思います。

社内なら、福利厚生にする方が正しいような気がします。

雑費

10万円以下のもので、どの科目にも属さないものは雑費になります。

もし、制服があればそのクリーニング代も雑費として経費で落とすことができます。

各種証明書の手数料なども雑費に入ります。

雑費はよく消耗品費とわからなくなりますが、私の中ではなくなったら買うものは消耗品だと思っています。

例えば、文房具や事務用品、10万円以下の家電なども消耗品で処理しています。

広告宣伝費

広告宣伝費は不特定多数の人に対し、商品販売を目的とした宣伝をするための費用です。

ハンドメイド販売の場合・・・

  • 商品の展示代
  • バナーを作る
  • ショップカードを作る

これらは広告宣伝費になると思います。

他にもSNSで有料の宣伝広告を出したりするもの宣伝広告費になるでしょう。

まとめ

ここまで経費について例を交えながらご紹介してきました。

要するに、ハンドメイド販売でいえば「商品を売るために使われたお金」です。

経費というのは難しいもので、職種などの立場によって、認めてもらえるかが異なってくるのです。

逆にいえば、税務調査が来た際にしっかりと理論立てて、証明し税務署の人を納得させることができれば、経費になるということですね。

また、勘定科目はいろいろあり、どれに分類していいかわからないものもあると思います。

しかし、勘定科目を多少間違えたぐらいでは怒られるわけではないらしいので、自分の中でしっかりと決めておくことが重要だと思います。

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